BLOG日昭牧場だより

100haのデントコーン、収穫完了!~1300頭を支えるサイレージ

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98日から15日まで、今シーズンのデントコーンの収穫でした!
日昭牧場のデントコーン畑は約100ha(東京ドーム21個分!)。今年の猛暑にも負けずにぐんぐんと背を伸ばし、背丈は3メートル近くにもなりました。長い畑の向こう端まで生い茂る姿は圧巻です。

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巨大なハーベスターでの収穫は、毎年のことながら迫力満点。並走する10tトラックとも息ぴったりです。
デントコーンは、収穫しながら刻んで発酵させ、牛たちの主食である「サイレージ(発酵飼料)」になります。おいしいサイレージは牛の食欲を高め、乳質や乳量を左右する牧場の生命線。私たちにとっても一年で最も大切な仕事のひとつです。

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収穫したデントコーンはバンカーサイロに積み込み、ショベルカーで何度も踏み固めます。サイレージづくりの決め手は「空気をどれだけ抜けるか」。空気が抜けると乳酸菌が元気に働き、酸化やカビを抑えて、良質なエサに仕上がります。

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積み上げたデントコーンは二重三重にシートをかぶせ、最後にブルーシートで覆います。

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仕上げはタイヤで重しをかけます。大型重機用のタイヤなので、一つ一つがとにかく重い!この日は代表を含めスタッフ11人が集まり、総出でタイヤをセットしました。

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ここで登場するのが秘密兵器「タイヤシューター」!タイヤ置き場からバンカーサイロまで一気に運べる便利な装置で、作業効率が大幅にアップします。

順調に進んだ収穫作業も、913日の夜から14日の未明にかけての暴風雨で一部が倒れてしまいました。しかし「やれることをやろう!」と気持ちを切り替え、スタッフ全員で収穫を再開。採りきれない畑もありましたが、最後まで全力で挑みました。

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これから仕上がるサイレージが、牛たちの元気を支え、おいしい牛乳になるのが待ち遠しいです。