あ~夏休み!酪農業でも夏に4日間の連続休暇が取れるワケ

ありがたいことに、最近は牧場見学やインターンの申し込みをいただくことが多くなり、それに伴って牧場の働き方についてお話することが増えてきました。そんなとき「日昭牧場では春2日間、夏4日間、好きなタイミングで連続休暇が取れます」と話をすると、非常に驚かれます。酪農業では長い休みが取りにくいというのは、かなり知られた話。今回は日昭牧場で連休を取れる理由と、実際に夏休みを満喫したスタッフ提供の写真を紹介します。

麦稈ロールづくりと夏休みの関係

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7月下旬~8月にかけて見る「麦稈(ばっかん)ロール」は、小麦を刈り取った後の麦わらを丸めたもので、牛の寝床になります。いかにも北海道らしい風景ですが、酪農家にとっては「収穫後の小麦畑で、麦稈ロールをつくって牧場まで運ぶ」という夏の大仕事の1つです。小麦収穫のスケジュールや天気予報を見ながら、休みだろうが夜中だろうが関係なく作業することもしばしば。この期間は、子どもたちの夏休みと同じ時期なので、酪農家にとって「夏休みに旅行がしたい」「子どもをどこかに連れて行きたい」なんて夢のまた夢――というわけです。

「やめる」ことで生まれた酪農家の夏休み

日昭牧場では設立当初から「酪農家が休めないのをなんとかしたい」という強い想いがありました。そこで働く環境を良くする取り組みのひとつとして「麦稈ロールづくりの外注」を行っています。過去には自分たちで行ったこともあったのですが、収穫日や天候に左右されるため、かなり大変だったことを踏まえ、外注に踏み切りました。このことで、牧草収穫の間の約1カ月間の余裕が生まれ、全員が順番に4日間の夏休みを取れるようになりました!もちろん費用は掛かりますが、それ以上に得るものが多いと判断しました。

4日間の夏休みに有休を合わせ、最大10連休も可能!

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写真が実際のシフト表でグレー部分が夏休みです。4連休のほか、2連休が2回など、好きなタイミングで合計4日間の夏休みを取ることができます。中にはお盆休みと有休をつなげて10連休にするツワモノもいます

仕事やシフトのやりくりは正直大変ですが、休暇は仕事のモチベーションを保つためにも大切なこと。だから日昭牧場では、休みの確保に並々ならぬ情熱をかけています。

夏休み写真館

そうはいっても本当に休めるの?と思った方のために、夏休みを満喫したスタッフから写真を提供してもらいました!

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富良野で乗馬して十勝岳に登って、花火まで堪能したKさん。充実の夏休みだったようです。

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函館方面に行ったものの、雨ばかりで写真がこれしかない、というHさん。ちょっぴりお気の毒です...。

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そして休み明けの事務所には各地からのお土産が山のように!

代表の奥様を始め、広島出身者が2人いるのでもみじ饅頭多し。さらには一時帰国していたベトナム人研修生からのエスニックなお土産まで...!!

 思いっきり休みを楽しむからこそ、仕事も頑張れます!

 日昭牧場ではそのほかにも、スタッフが安心して長く働けるよう、さまざまな制度を整えています。ぜひご覧ください。
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