BLOG日昭牧場だより
「酪農コンサルタント」中島さんから見た日昭牧場
外部の人だからこそ日昭牧場について見えることがあるはず。というわけで「〇〇さんから見た日昭牧場」シリーズです!今回は「酪農コンサルタント」の方から見た日昭牧場です。
※前回:25年のお付き合い!「ミルキングパーラー」メーカーさんから見た日昭牧場
お話を伺った酪農コンサルタントの中島樹(たつる)さん
「酪農コンサルタント」とは、契約した牧場に定期的に訪問して、牛の健康はもちろん、繁殖の管理から飼料の配合、牛舎の設計に至るまで、牧場経営全般について幅広くサポートする仕事です。「簡単に言うと、農場の財布を厚くするのが僕の仕事ですね」と教えてくれたのは、日昭牧場がお世話になっている中島樹さんです。経営について酪農家と正面から向き合い、共に頑張る一員でもある中島さんから見た日昭牧場は...?
「問題解決まで諦めない」牧場だから頑張れる
中島さんは月2回の繁殖検診(獣医師と繁殖管理の担当者が牛舎を回り、牛が妊娠しているかチェックする)とその後のミーティングに参加。同じく月2回、JA担当者と一緒に、子牛を含む全ての牛の状態を確認する巡回に同行します。そんな中島さんに日昭牧場の印象を聞いてみると「こんなにレスポンスが早い牧場を見たことがありません」ときっぱり。
「こちらが提案したことについて、必ず行動を起こしてくれるんです。しかも『よかった』『いまいち効果が出なかった』ときちんと報告してくれる。週1回訪問しているのですが、毎回その『答え合わせ』があるので、こちらも気合が入ります。そしていい結果を出す、または問題が解決するまで絶対に諦めないのが素晴らしいです。みなさん疑問や提案をどんどんぶつけてきますし、これだけ頭数が多いのに、1頭ごとの細かい微調整にも対応する姿勢がすごいと思います」と話します。
※繁殖管理担当の西川インタビュー
エサの状態をチェック
発言しやすい雰囲気と「みんなでよくしよう」という気持ちは牧場の財産
中島さんは「スタッフが『牧場をよくしよう』という気持ちで働いているのを感じます。例えば子牛の調子が悪いとき、母牛の状態やエサの配合などに原因があるのかもしれないと、牧場全体の問題としてとらえ、全員が情報共有して解決しようとする。これはなかなかできることではありません。それぞれが自分事として受け止めて、直接の担当ではない人もたくさん意見を出してくれる。また、僕でもスタッフでも、なにかを提案したらその場で否定することなく、必ず会議の場に乗せてくれます。この発言しやすい雰囲気、風通しのよさは素晴らしい財産だと思います」と力を込めて話しました。
毎週通っているので1頭1頭に愛着がある、と中島さん(中央)
牧場の仕事の楽しさや醍醐味を経験したいなら日昭牧場へ
実は中島さん、公務員を目指して農業高校の森林科学科に進学したものの、「牛が好きだから」という理由で牧場に就職、牛の栄養学を極めたいと動物用医薬品メーカーへ転職して、日昭牧場を含む多くの牧場を回って経験を積んで研鑽を重ね、現在は酪農コンサルタントとして多くの牧場の経営に関わる経歴の持ち主。さまざまな立場で牧場を知る中島さんに、日昭牧場で働く魅力を聞きました。
表情やしぐさからも「牛が好き!」が伝わります
「実は牧場の仕事ってかなり幅広いので、自分に合うかどうかはやってみないとわからないんです。一種類の作業経験だけで『合わない』と判断するのはもったいない。その点、日昭牧場さんはかなり自由度高く、スタッフにいろいろな経験を積ませていると感じます。初心者歓迎を謳う牧場は多くありますが、本当の意味で、日昭牧場こそ初心者が来るべき牧場ではないでしょうか。ここなら牧場の仕事の楽しさや醍醐味が経験できると思います」。
全幅の信頼を寄せている「現場を知るコンサルタント」中島さんに、日昭牧場で働く魅力について実感を込めて力強く語っていただき、とても励みになりました。中島さん、ご協力ありがとうございました。これからもよろしくお願いします!
左から繁殖担当の西川、中島さん、人事担当の岩岡。実はこの3人、高校の同窓生という間柄。普段はとても仲が良いのですが、仕事に関してはしっかりと緊張感を持って取り組んでいます。いや、結構バチバチやってます(笑)。