一年の計は一番牧草にあり!頑張りに応える制度と昼食支給で一致団結!

20210611_001.jpeg左がハーベスター(収穫用の農機)、並走する10トントラックで受け、牧場まで運ぶ

酪農家にとって6月のビッグイベントはなんといっても「一番牧草の収穫」です!「一年の計は一番牧草にあり」とも言われ、とにかく一年の経営を左右する最重要ミッション。ここ大樹町でも収穫作業真っ最中です!

通常作業にプラスするため、一年で最も忙しい時期。普段は割と平和な空気が流れる日昭牧場でも、この時期ばかりはピリつきます。ただし一体感を感じる時期でもあり、頑張りに応える制度もあるため、大変なことばかりではありません。スタッフが一致団結する様子を感じてください!

一番牧草は、酪農家にとって勝負のとき

「一番牧草」とはその年の最初に刈り取る牧草のこと。日昭牧場では2回(一部3回)牧草の収穫をしますが、一番牧草は栄養価が高く味もよいのが特長です。牧草の質や量がそのまま生乳の質や量に直結するため、最もよいタイミングで収穫したいと、毎年生育具合や天候をにらんで収穫時期を決定します。約一週間の短期決戦。酪農家にとってまさに「勝負のとき」なのです。

20210611_002.jpeg収穫、裁断された牧草

全員に関係することだから、全員で取り組む

収穫作業はハーベスター、トラック、ショベルカー、機械を使ったタイヤ載せなど、大型農機が目白押し。これも北海道農業の魅力のひとつですね。もちろん日昭牧場の社員も最初はみんな初心者でしたが、大型免許や大型特殊免許などの免許取得費用の半額を補助してキャリアアップをサポートしています。
※収穫の詳しい流れは、昨年のブログ「二番牧草の収穫始まりました!」をご覧ください。

収穫作業自体は全員で行っているわけではありませんが、なにせ「一年の経営を左右する最重要ミッション」ですから、全員で取り組む必要があります。当事者意識を高め、一致団結するために行っているのが「昼食支給」。年に数回ある繁忙期には、牧草収穫に関係しない社員はもちろん、アルバイトさん、ベトナム人研修生など、昼間に働くすべての人に牧場から昼食が支給されます。

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この日は大樹町内の居酒屋のハンバーグ弁当。弁当ばかりではなく、海老フライやトンカツをのせたカレー、具だくさん豚汁&おにぎりなど、毎日バラエティ豊かな昼食が届きます。

注文担当スタッフは「頑張ってるんだもの、昼ご飯は楽しくなきゃ!」と気合十分。スタッフのモチベーション維持のため、こちらも勝負です。

頑張った人にはご褒美を!7月の給料がスゴイ

一番牧草収穫のあとは、8月下旬の二番牧草に向けて液肥を撒く作業が待っています。収穫から液肥撒きまで約1カ月間残業が続くわけですが、日昭牧場では30分単位で残業代を申請できます。夏のボーナスも同時支給のため、7月の給与が一年で一番高額に!ちなみにボーナスは夏冬合わせて5カ月分です!(昨年度実績)

スタッフの頑張りをきちんと評価するシステムが整っているというのは仕事を探している人にとっても、既に働いている社員にとっても、かなり重要なポイントだと思います。働きやすさや、長く働くモチベーションにもなっています。

※詳しくは「ここがスゴイよ!日昭牧場:頑張りがしっかり評価されるから、モチベーションがアップ!」を参照ください。

技術継承で積極的な人材育成を!

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今年は天候を優先した結果、例年より少し早い刈り取り時期となりました。収量はやや少なめですが、「ショベルカーでの踏み込み作業」で最終的なサイレージの出来が決まります。一見地味な作業ですが、いかに効率よく、しかし決して手抜きせず空気を抜くのか、オペレーターの腕の見せ所です。日昭牧場では10年以上担当しているエースと若手のペアが担当。技術の継承を行い、積極的に人材の育成をしています

勝負の一週間。大変だけど総力戦でがんばります!